Object
水無瀬氏成筆詠草
水無瀬氏成

- 人物
-
作者水無瀬氏成
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- ミナセウジナリヒツエイソウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
水無瀬氏成〈みなせうじなり・1571-1644〉は、兼成(かねなり)の子。累進して正二位・権中納言に至る。水無瀬の家名は、藤原道隆〈ふじわらのみちたか・953-995。道長の長兄〉から6代のちの親信〈ちかのぶ・1137-1197〉が、山城国水無瀬の地に住んだことに由来する。氏成は、その親信から数えて14代の後裔。氏成はこのような詠草のほかに、懐紙・短冊・手紙などを残している。かならずしも能筆とはいいがたいが、独特の味わい深い書風を示す。これもそうした類の詠草で、「試毫」は書き初めの意。某年の年頭にあたり、和歌一首と発句一句を書き留めたもの。氏成の出家は、63歳のときである。とすると、これは在俗の名を署名しているので、出家以前の執筆である。が、その時期の手がかりとなる記載は、なにもない。しかし、枯れた筆致をただよわせるこの懐紙は、出家直前、つまり60歳前後の筆と推定される。古筆鑑定家・大倉汲水〈おおくらきゅうすい・1763-1825〉が文化14年〈1817〉夏に鑑定した極札一葉が付属している。
試毫 氏成あひにあふ君と臣との道とめて年にをくれず春やたつらむ年と春二木を分や門の松
共有
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Draft Kaishi by Minase Ujinari
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 大倉汲水(了意)極札1814夏55才の鑑定。
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。