空性法親王筆消息
- 人物
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作者空性法親王
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- クウショウホウシンノウヒツショウソク
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
空性法親王〈くうしょうほうしんのう・1573-1650〉は、正親町天皇〈おおぎまちてんのう・1517-93〉の皇子誠仁親王〈のぶひとしんのう＝陽光院・1552-86〉の第２皇子。後陽成天皇の弟。母は新上東門院（しんじょうとうもんいん）晴子。二宮（にのみや）と称され、名は定輔（さだすけ）。天正16年〈1588〉に出家、法諱は性舜。文禄２年〈1593〉４月親王宣下を受け、空性と改名。慶長３年〈1598〉四天王寺の別当に補せられたが、のちに還俗して随庵（瑞庵とも）と号した。ことに和歌にすぐれた才能を発揮したといわれる。この仮名消息は、歌仙（六歌仙）の歌を色紙に書写して進上するが、「古今和歌集」（冊子本）の外題（表紙にしたためる題字）については、自分は任になく、誰かふさわしい御方に依頼してほしいと返上を申し送る。宛名の「はな（花）様」は、仙洞御所に仕える親しい侍女であろうか。空性法親王は、近衛流を習得したと伝えるが、この消息にも、わずかではあるがその形跡の片鱗がうかがわれる。署名の「す」は、還俗後の号「随庵（ずいあん）」の一字。「歌仙書き参らせ候て進じ候。本に見申し候。ともに六枚進じ候。又、古今（『古今和歌集』）の外題は、御斟酌に思ひ参らせ候まま、何方にて善き方へ申し入れられ候て候まま参らせ候。かしく。花様ず（いあん）」
かせんかきまいらせ候てしんし候ほんニミ申候ともニ六枚しんし候又こきんのけたいハ御しんさくに思ひまいらせ候まゝいつかたにてよきかたへ被申入候て（候）まゝまいらせ候かしくはなさます
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル（英題）
- Letter by Princely Priest Kusho
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1葉
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