Object
近衛尚嗣筆書状
近衛尚嗣

- 人物
-
作者近衛尚嗣
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- コノエヒサツグヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
近衛尚嗣〈このえひさつぐ・1622-53〉は、近衛信尋〈のぶひろ・1599-1649。後水尾天皇の弟〉の子。幼名は長君。摂関家の嫡男として、順風満帆の出世を遂げ、正保4年〈1647〉にわずか26歳で左大臣を極め、慶安4年〈1651〉には関白となる。が、病により、承応2年〈1653〉、32歳で没した。これは、尚嗣が江戸下向中に玄賀(連歌師里村家の一族か)に宛てて書き送ったもの。尚嗣は、正保3年〈1646〉4月下旬に江戸在住が確認される(『大猷院御実記』)。この頃のものとすると、尚嗣25歳であった。折柄、後水尾院が腫物を病んでいた最中で、まもなく快癒している。「京都安泰」とは、このことをいうのであろうか。これまた、後水尾院流の書風を示している。「下向以後、書札を以っても申さず、無音の至りに候。其の地無事に候哉。心許無く候。京都に於いては安泰に候間、心易かるべく候。かしく。/返すがえす、其許珍事に候はば、必ずかならず、聞き度く候なり。五月十五日(花押)玄賀」
返々其許珍事候者必々聞度候也下向以後以書札不申無音之至候其地無事候哉無心許候於京都安泰候間可心易候かしく五月十五日(花押)玄賀
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Konoe Hisatsugu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1葉
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