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蓮如筆書状

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD15
タイトル
レンニョヒツショジョウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001713-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き 矩形 フォント 木材 論文

蓮如〈れんにょ・1415-99〉は本願寺第7世存如〈そんにょ・1396-1457〉の子。諱は兼寿。6歳の時、母に死別。母は真宗興隆のことを遺言したという。少年期を継母につかえ、17歳の時に青蓮院で薙髪し、修行に励んだ。文安4年〈1447〉、33歳にして教祖親鸞〈しんらん・1173-1262〉の旧跡に参拝、関東・北陸の地を巡歴して、4年の歳月を送った。長禄元年〈1457〉、父存如の示寂にともない、法灯を継いで本願寺第8世となった。弟子道西の請いにより、『正信偈大意(しょうしんげたいい)』を著した。また、諸法の消息文を弟子たちに授けて、いわゆる「御文(おふみ)」の端を開き、宗門の文書宣伝の効果を上げ、浄土真宗中興の祖と仰がれている。この手紙は、宛名(「上□院」)の一字が封(切封)にかかって判読しがたいが、親交を重ねた僧の来信にこたえたもの。文中に茶の湯興行を告げたのに対して、不図参上すべきを報じている。流れるような達意の筆跡。宗門中興と仰がれるにふさわしく、その巨大な人柄をしのばせる面目躍如たる達筆の手紙である。「来章(手紙)の通り、返すがえす、悦び入り候。誠に此の間は、怪しからぬ積欝、極まりなく候に、是れより申し候はんずるに、悪報何事、無念の次第に候。如来来命、寒嵐の時分、相続き候に、御茶湯候由、千万々々、御床敷く候。申し尽さず候。何様、与風(=不図)見物申すべく候。返すがえす、懇章一段々々、祝着これに過ぎず候。只今、弥一、来り候間、御返事、如何申し候やらん。さてさて、検校御覧じ候や。なによりなにより、御厳しさ申し尽しがたく候。ちと一服これを進らせたく候。如何。心事、面談に非ざれば、片端も申し尽くしがたく候間、先づ取り乱しの余り、省略候。此の由、又これを進らせ候様、御披露候べく候。大輔、又、御言伝申したく候べく候。かしく。これも又、もし心当り山にて候。仰せの如く笑止々々。上□院殿」

なに 申候哉らん大輔又より/\さて/\御言伝御厳検校御覧申度しさし候や候へく候難申尽候かしく来章之通返々 これもちと一服進之度候如何又悦入候誠此間者もし心事非面談者かた心当けしからぬ積欝無 山ハしも難申尽候間先にて候極候に自是申候ハん如仰取乱之余省略候せうし/\するに悪報なに事此よし又進之候様無念之次第候如来御披露候へく候来命寒嵐時分相続候に御茶湯候由千万々々御床敷候不尽申候何様与風見物可申候返々懇章一段/\祝着不過之候只今弥一来り候間御返事如何 上□院殿(花押)

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001713-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
斯道文庫
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

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Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Priest Rennyo

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
清水了因鑑定証 古筆了意極

来歴

清水了因鑑定証 古筆了意極

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Priest Rennyo

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
清水了因鑑定証 古筆了意極

来歴

清水了因鑑定証 古筆了意極