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舞踏用櫂

Keio Object Hub
人物
場所
収集候補地1 ビスマルク諸島 ニューブリテン島ガゼル半島・セントジョージ水道 トーライ部族
寸法
L68cm × W18cm × H-cm
材質・技法・形状
木、白色顔料(石灰)、赤色顔料(赤土)、青色顔料(Reckitt Blue)、黄色顔料(花?)、緑色顔料(材料不明)、植物製繊維
コレクション
所管
文学部 民族学考古学専攻
資料番号
10187
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
URL
基本分類
民族・考古
AIタグ
彫刻 木材 アート クロス 立像
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 軽量の薄板を彫り抜いて意匠が造形され,彩色も豊かである.持ち手の上には,鮮黄色の衣服をまとった西欧人の姿が表現されている.男女1 対で,男性の服装は船員の制服に見える.19 世紀に入ると,航海者や商人,宣教師,学者が頻繁にこの地を訪れるようになり,なかには家族連れの滞在もあったことから,西欧人の夫婦を表象したと考えられる.男性人形の上には円錐形の胴部に腰蓑を付けた人形(ひとがた)が配されており,ドゥクドゥクを連想させる.ドゥクドゥクは当地の男性秘密結社と密接に結びつく儀礼で,女性の加入は許されない.女性人形の飾り板には同様の意匠がないことと関連があるかもしれない.類例の舞踏用手持ち板より小ぶりであり,西欧人を描く意匠の特異性を考えると,土産物か玩具として制作された可能性も浮かぶ.  

「文学部125年記念企画展 語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション」展示冊子(p.10)より

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オブジェクトの概要

場所
収集候補地1 ビスマルク諸島 ニューブリテン島ガゼル半島・セントジョージ水道 トーライ部族
材質・技法・形状
L68cm × W18cm × H-cm 木、白色顔料(石灰)、赤色顔料(赤土)、青色顔料(Reckitt Blue)、黄色顔料(花?)、緑色顔料(材料不明)、植物製繊維
コレクション
メラネシア民族資料
AIタグ
彫刻 木材 アート クロス 立像

ライセンスなど

資料番号
10187
ライセンス
CC BY
画像
ライセンス

所管・分類など

所管
文学部 民族学考古学専攻
URL
基本分類
民族・考古

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OPEN DATADESIGN

Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(その他)
現地名 Mapinakulau
分類
資料分類 舞踏用具 Dance Implement
地域 メラネシア Melanesia
番号
土俗品図集No. 710

物理的特性

材質・技法・形状
材質 木、白色顔料(石灰)、赤色顔料(赤土)、青色顔料(Reckitt Blue)、黄色顔料(花?)、緑色顔料(材料不明)、植物製繊維

参考文献

南の會 1937『ニウギニア土俗品図集(上)』南洋興発株式会社、 p.110 第46図1
山口徹監修 山口徹・安藤広道・佐藤孝雄・渡辺丈彦編 2015『語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション』

識別情報

タイトル(その他)
現地名 Mapinakulau
分類
資料分類 舞踏用具 Dance Implement
地域 メラネシア Melanesia
その他番号
土俗品図集No. 710

物理的特性

材質・技法・形状
材質 木、白色顔料(石灰)、赤色顔料(赤土)、青色顔料(Reckitt Blue)、黄色顔料(花?)、緑色顔料(材料不明)、植物製繊維

参考文献

南の會 1937『ニウギニア土俗品図集(上)』南洋興発株式会社、 p.110 第46図1
山口徹監修 山口徹・安藤広道・佐藤孝雄・渡辺丈彦編 2015『語り出す南洋の造形:慶應大所蔵・小嶺磯吉コレクション』