Object
里村玄仲筆書状
里村玄仲

- 人物
-
作者里村玄仲
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- サトムラゲンチュウヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
里村玄仲〈さとむらげんちゅう・1578-1638〉は、江戸時代初期の連歌師。北家里村紹巴〈じょうは・1524-1602〉の二男。父の号・臨江斎(りんこうさい)を継ぎ、焦翁とも称した。江戸幕府御抱えの連歌師で、寛永2年〈1625〉から御城連歌をつとめ、南家里村昌琢〈しょうたく・1574-1636〉と交互に宗匠となった。この書状は、弟子二宮久太夫に、句の添削を返信したもの。玄仲の遺墨のうち、短冊・懐紙などには定家流が顕著であるが、この書状の筆致は、当時の公卿に通行の持明院流(じみょういんりゅう)の書法で書かれる。こうした構えない草卒の手紙の書風と、晴(はれ)の書との相違は、時代を超えてよく見られる現象であった。「御両句、忝なく拝見致し候。中にも、/海原もひとつ光に月出て/殊勝に直し候間、これに相定め申し候。右の趣、御披露仰ぐ所に候。かしく。八月二十八日玄仲二宮久太夫殿」
御両句忝致拝見候中にも海ハらもひとつ光に月出て殊勝ニなほし候間相定之申候右之趣御披露所仰候かしく 八月廿八日玄仲二宮久太夫殿
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Satomura Genchu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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