Object
烏丸光広筆書状
烏丸光広

- 人物
-
作者烏丸光広
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- カラスマルミツヒロヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
烏丸光広〈からすまるみつひろ・1579-1638〉は公卿・歌人。少年時代より能書の聞こえが高く、11歳で早くも右少弁に任ぜられた。正二位・権大納言。書は持明院流(じみょういんりゅう)に入門したが、のち光悦流の影響を受け、同時に上代様(じょうだいよう)も好んだ。「寛永の三筆」と併称される能書である。宛名は不明であるものの、文意より、光広が平素から歌書などを写本するにあたり、その原本を借りていた人物が想定される。この手紙も、日頃の好意に感謝しつつ、このたび借用の書物を一日も早く写し終えて返戻する旨を綴る。「不定世界候。やがて花のころになり」の文言から、某年の初春のころと推定される。なお、「乃刻(だいこく)」とは即刻、すぐさまの意。すなわち歌書を届けた使者を待たせたままにしたためたものとわかる。「書中披見申し候。種々の無心、祝着此の事に候。書立写し、返入せしめ候。不定世界に候。やがて花の頃になり候。かしく。乃刻光広」
書中披見申候種々無心祝着此事候書立写令返入候不定世界候やかて花のころニなり候かしく乃刻光広[端裏書]光広
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Karasumaru Mitsuhiro
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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