日野資朝筆書状

- 人物
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作者日野資朝
- 年代
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制作年 AD14
- タイトル
- ヒノスケトモヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
日野資朝〈ひのすけとも・1290-1332〉は、後醍醐天皇〈ごだいごてんのう・1288-1339〉に側近として仕え、討幕計画に参画し、その中心となった。正中元年〈1324〉謀議が露見して六波羅探題に捕えられ、佐渡に配流された(正中の変)。元弘元年〈1331〉再び討幕計画に失敗し、後醍醐天皇が隠岐に流された(元弘の変)とき、佐渡において本間山城入道に殺された。 文中に「女御」とあるのは、後醍醐天皇の女御で、のちに中宮となる西園寺禧子(西園寺為兼〈さいおんじためかね・1249-1322〉の女)で、文保2年〈1318〉7月に女御、元応元年〈1319〉8月に中宮となった。この女御禧子が立願を企て、増藤(護持僧か)に祈祷を下命したときのもの。一夜、夜空に出現した彗星(光物)に不安を抱いた増藤が、日野資朝に報告したのに対する返礼である。当時から彗星は、不吉の前兆として、その出現が恐れられていた。「仰せの如く、昨日の夕立、珍重に存じ候。仍って、女御より御祈念の儀、仰せられ候由、暑気の時分、御大儀と察し奉り候。爰元へも仰せられ候。御書中の如き光物など御座候由に候。別なる儀も御座無く候。内々、申し給え。かしく。六月六日(花押)/増藤殿尊答/資朝」
如仰昨日之夕立珍重存候仍女御より御祈念之儀被仰候由暑気之時分御大儀奉察候爰元へも被仰候如御書中之光物なと御座候由候別成儀無御座候内々申給へかしく六月六日(花押)増藤殿尊答資朝
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Hino Suketomo
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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