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本阿弥光悦筆書状

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人物
年代
制作年 AD17
タイトル
ホンアミコウエツヒツショジョウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001931-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント 書き込み インク

本阿弥光悦〈ほんあみこうえつ・1558-1637〉は、桃山~江戸時代初期の能書家・工芸家。徳友斎・大廬庵を号した。室町時代より刀剣の磨研・浄拭・鑑定の三業で知られる本阿弥家に生まれる。父光二(こうじ)の分家に伴い、この家職から半ば解放され鷹ヶ峰に芸術村をつくり、そこで書画・蒔絵・陶器などにすぐれた芸術作品を生み出し、その才能を発揮した。書においては「寛永の三筆」の一人として知られる。慶長期〈1596~1615〉には、俵屋宗達下絵の華麗な料紙に展開した彼の筆致は、上代様を基盤に光悦の個性が加味された豊麗なものであった。が、元和期〈1615~44〉に入ると、中国宋代の張即之(ちょうそくし)や空海の書の影響をうけた、肥痩の著しい新たな書風を展開した。いわゆる光悦流である。角倉素庵・小島宗真・尾形宗謙ら多くの追従者を出している。茶道においても、古田織部に学び、小堀遠州に並ぶ傑出した存在であった。この書状は、表装の際に宛名を記載した部分が切断されたため、誰に宛てたか判明しない。5日後の21日の朝茶に招いたところ、快諾の手紙をもらったことに対する礼手紙。「早々、御上御無用(朝早くの御上洛は無用です)」と申し添えている。光悦らしい太細とりまぜた豪快な筆致が魅力である。文面により、晩年期のものであることがわかる。「二十一日の朝の儀、頼み入れ申し候処、右、来臨有るべき由、御肝煎本望に存じ候。年寄り苦身に候の間、早々、御上り御無用に候。恐惶謹言。十六日光悦」

廿一日之朝之儀頼入申候處右来臨可有由御肝煎本望存候年寄苦身ニ候之間早々御上御無用ニ候恐惶謹言十六光悦(花押)

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001931-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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斯道文庫
キャンパス 三田
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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Hon-ami Koetsu

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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