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飛鳥井雅康筆書状

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD15
タイトル
アスカイマサヤスヒツショジョウ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001963-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント モノクロ パターン 書き込み

飛鳥井雅康〈あすかいまさやす・1436-1509〉は室町時代の公卿。応仁元年〈1468〉参議に列し、以後、右兵衛督・出雲権守を歴任、文明11年〈1479〉権中納言に昇る。が、文明14年2月、近江松本に出奔、俄に出家し、法名宋世(そうせい)を名乗った。突然の出家は、周辺を騒がせる一大出来事であった。二楽軒(じらくけん)と号す。和歌、蹴鞠の両道をもって聞こえた飛鳥井家において、雅康は兄雅親〈まさちか・1417-90〉の養子(実は雅親の弟)となり、同家嫡流として将軍家の両道の師範を務めた。また書においても、当時の流麗な伝統的書法に対して、たくましい書風を展開した二楽流の祖として著名である。これは、雅康が言弘和尚(伝承不明)に粗末なものを贈ったのにもかかわらず、鄭重なる礼状をもらいまことにうれしい、その上に、使いの者にまで重宝(金子か)を賜ったことに対して、宋世が恐縮千万の礼を述べた手紙。まさに二楽流の祖にふさわしく堂々闊達の筆致を示している。「不思議の物進せ候処、御懇に御返事、喜び入り候。仍って使に重宝給い候。何としたる謂なき御沙汰に候やらん。かかる隔心がましき御状も、遣恨に候。極まりなく候。今、重宝をば身に取り申し参らせ候。かしく。言弘和尚/宋世」

[端裏書]言弘和尚宋世‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ふしきの物進候処御懇に御返事喜入候仍使ニ重宝給候何としたる無謂御さた候哉らんかゝる隔心かましき御状も遣恨候無極候今重宝をハ身にとり申まいらせ候かしく

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001963-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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斯道文庫
キャンパス 三田
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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Letter by Asukai Masayasu

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

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Letter by Asukai Masayasu

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