小浜守隆筆書状

- 人物
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作者小浜守隆
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- オバマモリタカヒツショジョウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
小浜守隆〈おばまもりたか・1583-1629〉は、水軍の将と聞こえた小浜景隆〈たかかげ・生没年未詳〉の二男。関ヶ原の戦では、兄光隆(みつたか)とともに伊勢国安乗浦(あのりうら)において、九鬼嘉隆〈くきよしたか・1542-1600〉と戦い、軍船日本丸を乗っ取った。その後、徳川家康〈とくがわいえやす・1542-1616〉に仕えて、伊勢国白子(しらこ)に領地を賜い、家康配下の船手奉行(ふなてぶぎょう・軍船を統轄する、水軍の指揮官。船奉行、御船奉行とも)として活躍した。これは、法印(不明)から、家臣ともどもさまざまに饗応を受けたことへの礼状。すっかり酩酊、いまだに酔いおさまらない様子。一気呵成に書き綴った様子が、連綿とつながる書きぶりに顕著であるが、決して破綻をみせない結構にかれの能書の才を見る。「昨夕は種々御馳走、殊更、下々迄御念に入れられ候て、御振舞の段、御志存ぜしめ候。大酒故、今に正体御座無く候。何れも貴面の刻、御礼申し入るべく候。恐惶謹言。七月十一日守隆(花押)/法印様人々御中小浜右京」
昨夕者種々御馳走殊更下々迄被入御念候而御振舞之段御志令存候大酒故于今正躰無御座候何も貴面之刻御礼可申入候恐惶謹言七月十一日守隆(花押)法印様人々御中小浜右京
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Letter by Obama Moritaka
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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