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紺紙金字法華経巻第二

Keio Object Hub
年代
制作年 康暦2年〈1380〉
タイトル
コンシキンジホケキョウマキダイニ
材質・技法・形状
紺紙金泥
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-000414-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
矩形 自動車用タイヤ 電子楽器 フォント オーディオ機器

紺紙に金泥で『法華経』巻第二を写経する。巻第二は「譬喩品第三」と「信解品第四」を収める。『法華経』には、法華七喩という7つの譬えが説かれており、「譬喩品」「信解品」はこれに含まれる。「譬喩品」では三車火宅の喩が説かれる。人々は欲にとらわれ迷い苦しみながら生活しているが、そんな自分の姿にさえ気づいていない。そのことを、燃え盛る火に包まれた家にいながら、身に迫る災難にも気づかず遊びほうける子供の姿にたとえるのである。仏は羊・鹿・牛の三車を方便に説き、三車を欲しがる子供を外に連れ出すことで、火宅から衆生を救出する、という内容である。「信解品」では長者窮子の喩が説かれる。ある父子が離ればなれになり、いつしか父は長者に、息子は貧者となる。長い歳月の後に再会し、長者は一目で息子とわかるが、卑屈な息子は長者を恐れるばかりである。長者は一計を案じ、息子に便の汲み取りの仕事を与え、自らも同じ格好をして心がうち解けるのを待って、財産を譲るのである。ここにおいて長者は仏、子は衆生の比喩で、化導(教化)のありようを指し示す。見返し絵は、「譬喩品」を絵解きしたもの。奥書から、康暦2年〈1380〉12月、仏子源全(未詳)の自筆書写と知れる。天満宮法楽のために、律院宝光院に書写施入した次第を知る。

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-000414-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
斯道文庫
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

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Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Lotus Sutra Vol.2

物理的特性

重量と数量
員数 1巻
材質・技法・形状
材質 紺紙金泥銀泥界
付属品
紫包裂 蓮池蒔絵文箱(布覆)室町時代

来歴

康暦2年〈1380〉書写 仏子源全

識別情報

タイトル(英題)
Lotus Sutra Vol.2

物理的特性

重量と数量
員数 1巻
材質・技法・形状
材質 紺紙金泥銀泥界
付属品
紫包裂 蓮池蒔絵文箱(布覆)室町時代

来歴

康暦2年〈1380〉書写 仏子源全