Object
玻璃象嵌鏡

内区を4等分、外区を12等分し、それぞれに玻璃(ガラス)をはめ込んでいる。ガラスは古代シリアに発生し、西アジアやエジプトで発展した。中国では西周期(BC11~BC7世紀)にガラス系物質の珠が存在したのが最も古い例であり、戦国期(BC4~BC2世紀)には高温処理された真性ガラスが作られている。象嵌の技法も戦国期頃から始まっており、次第に手の込んだ装飾へと発展していった。これは直径わずかに5センチメートル。掌の中に包めるような、愛らしい鏡であると同時に、じつに限りなく美しい鏡である。中国・六朝もしくは隋時代の工人が、嬋娟の美を競う女性の懐中用具の一つとして、丹精を込めたものである。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Mirror with Inlayed Crystals
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1点
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。