Object
寸松庵色紙
伝紀貫之

- 人物
-
作者伝紀貫之
- 年代
-
制作年 AD11
- タイトル
- スンショウアンシキシ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
「寸松庵色紙(すんしょうあんしきし)」は、江戸時代前期の武将・茶人であった佐久間真勝〈さくまさねかつ・1570-1642〉が、菩提所として建てた京都大徳寺の塔頭(たっちゅう)寸松庵に伝来した色紙。真勝が有したのは12枚であるが、寸松庵以外に伝来したツレも一群としてこの名に呼ぶ。明治以来、「継色紙(つぎしきし)」「升色紙(ますしきし)」とともに三色紙として珍重され、平安朝古筆の代表的名筆と目されている。もとは粘葉装(でっちょうそう)の冊子本。つまり色紙とはいっても、冊子本の1ページ分を色紙形に見立てたもの。『古今和歌集』のうち、四季の部分の詞書を除く作者名と和歌を書写するが、なかには作者名(および「よみ人しらず」)を省略するものもある。料紙は、竹の繊維を漉いた紙に色具を施し、その上から種々の型文様を雲母摺(きらずり)、または空摺(からずり・蝋箋)にした舶載の宋代唐紙。筆者は未詳だが、料紙のつくりや書風から見て、11世紀後半の書写と考えられる。これは『古今和歌集』巻第四・秋歌上に入集する、よみ人しらずの歌。従来知られていない新発見の一葉である。
はるがすみかすみていにしかりがねはいまぞなくなる秋ぎりのうへ に
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Sunsho-An Shikish
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1紙
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初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。