Object
大田垣蓮月筆桜花自画賛
大田垣蓮月

- 人物
-
作者大田垣蓮月
- 年代
-
制作年 AD19
- タイトル
- オオタガキレンゲツヒツオウカジガサン
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画淡彩
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
大田垣蓮月〈おおたがきれんげつ・1791-1875〉は、江戸時代末期の女流歌人。生後ほどなくして京都の太田垣伴左衛門光古の養女となる。名は誠。夫・子供につぎつぎに先立たれるという不幸が続き、33歳で落飾、蓮月と名を改め仏門に入った。やがて、生活のために茶器を焼き始める。自らの詠んだ歌を釘で彫り加えた素朴な焼き物は、蓮月焼と呼ばれて大評判を得た。60歳ころに聖護院村に転居、隣家の法衣商十一屋富岡家の二男猷輔少年、のちの鉄斎〈1837-1924〉が彼女の身辺の世話をした。蓮月の謙虚で慈悲深い人柄や生きざまは、鉄斎の人格形成に多大の影響を及ぼしたといわれる。この自画賛は、1枚の色紙に桜花の1枝を軽妙なタッチで描き、桜花を詠み込んだ和歌1首を書き添える。穂先が長く剛毛の筆で一気に書き流した筆線は、優雅で凜とした品格をたたえる。平素、仮名の書に親しみ、手習いにも精進していた様子を思わせる。「明日も来て見んと思へば家苞に手折も惜しき山桜花蓮月」
あすもきてみんとおもへは家つとに手折もをしき山さくら花蓮月
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ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Cherry Blossom by Otagaki Rengetsu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 手書きメモ
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。