Object
伊藤若冲筆烏鷺図
伊藤若冲

- 人物
-
作者伊藤若冲賛者横井也有
- 年代
-
制作年 AD18
- タイトル
- イトウジャクチュウヒツウロズ
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
水辺の古杭の上に羽を休める烏と鷺を描く。筆者の伊藤若冲〈いとうじゃくちゅう・1716-1800〉は、江戸中期の京都画壇を代表する画家。京都錦小路の青物問屋の長男として生まれたが、家業を弟に譲り、みずからは画業に専心した。はじめは狩野派に学んだがあきたらず、中国宋・元・明の画を研究するかたわら、尾形光琳〈おがたこうりん・1658-1716〉の彩色法を取り入れて、写実性と装飾性を合わせもった新機軸の花鳥画の世界を切りひらいた。また、自宅の庭に観賞用の鶏を飼って、その生態を観察しながら実写につとめ、とくに鶏の絵を得意とした。その一方、鋭く飄逸な水墨画も描いている。本図は、黒の烏と白の鷺を好対照に描く。簡潔にして大胆な構図、まさに若冲の面目躍如の作品。その絵に見事に調和させて横井也有〈よこいやゆう・1702-83〉が句を書き添える。也有は、尾張の俳人。機知に富んだ俳風で知られ、とくに『鶉衣(うずらごろも)』は、当時の俳文の最高傑作とされた。その書は、与謝蕪村〈よさぶそん・1716-83〉に似た書風を展開する。
似ぬ友となじみて河のすゞみ哉也有(印「半掃庵」)
共有
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Crow and Snowy Heron by Ito Jakuchu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 紙タグ
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。