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亀田窮楽自画像賛

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD18
タイトル
カメダキュウラクジガゾウサン
材質・技法・形状
紙本墨画
コレクション
所管
ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-000398-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
手書き フォント 書き込み モノクロ 論文

亀田窮楽〈かめだきゅうらく・?-1758〉は、江戸時代中期の書家。はじめは鍛刀を業としていたが、もともと風雅を愛した洒脱の人で、とくに書画を能くし、やがて一家を成した。『近世畸人伝』にその名を連ねる。名利をきらい、「酒は予が粮」とみずから述べるように、何よりも酒を愛した。煎茶の始祖売茶翁〈ばいさおう・1675-1763〉とは、近在のよしみもあって親しく交遊した。人から贈られた酒瓶の底に金10両を見つけた窮楽は、「好き下し物なり」と喜んで、酒宴に招いた人たちに配ったという。恬淡として無欲な人柄を示す逸話である。この自画賛は、窮楽の「好きの物」「嫌ひの物」を書きつらね、「世界、是れ何物ぞ、糸瓜の皮の団嚢」と喝破する。へちまの皮とは、つまらないもの、役に立たないもののたとえ。たかが世の中、されど世の中、かれ独特の皮肉である。世間の喧騒も高見の見物ということか。左端のうしろ向きに描かれた法体姿は、風流の世界に身を置いた窮楽自身であろう。穏やかで、少しの衒いもない筆致である。まさに「書は人なり」の典型といえよう。

窮楽すきのもの旅競馬多葉粉銭きらひのもの相撲三味線人つき合看経色荒に論なし酒は予が粮なる故に目録へいれがたし世界是何物糸瓜皮団嚢窮楽(印)

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-000398-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
ミュージアム・コモンズ
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

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OPEN DATADESIGN

Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Self Portrait by Kameda Kyuraku

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
墨書「佃房之伝」/墨書「亀田窮楽之伝」/釈文

識別情報

タイトル(英題)
Self Portrait by Kameda Kyuraku

物理的特性

重量と数量
員数 1幅
付属品
墨書「佃房之伝」/墨書「亀田窮楽之伝」/釈文