Object
虚空蔵菩薩像

虚空蔵菩薩は、宇宙の如く広大無辺の功徳をもって、衆生の願いを叶えさせる菩薩として古くから信仰を集めた。そこで、記憶力を増大を願う虚空蔵求聞持法と無尽蔵なる福徳と智慧を授かることを求める虚空蔵法(福徳法)の修法の本尊として時代を超えて数多く制作された。虚空蔵菩薩は、さまざまな姿にあらわされるが、本画像は、岩山上に浮かぶ大月輪の中、蓮台に結跏趺坐する姿にあらわされる。右手を与願印に結び、左手には如意宝珠(思いのままに宝を出す珠)を置いた開敷蓮華を執る。身からは四方八方に光明を放つ。形式から虚空蔵求聞持法の本尊像である。細緻比類ない描線、荘重華麗な彩色に、絵仏師の敬虔な祈りの姿が想われる。鎌倉時代・14世紀の制作であろう。
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オブジェクトの概要
ライセンスなど
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グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Image of Kokuzo Bosatsu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 塗箱
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。