佐藤一斎筆七言絶句

- 人物
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作者佐藤一斎
- 年代
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制作年 AD19
- タイトル
- サトウイッサイヒツシチゴンゼック
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
佐藤一斎〈さとういっさい・1772-1859〉は江戸後期の儒者。美濃岩村藩家老・佐藤伸由(のぶより)の二男。はじめ、名は信行、通称幾久蔵であったが、21歳の時、名を坦(たいら)、通称を捨蔵に改めた。字は大道(だいどう)、一斎は号。藩主松平乗薀〈まつだいらのりもり・1716-83〉の子が、江戸幕府で重用された儒者の林述斎〈はやしじゅっさい・1768-1841〉であるという縁で、早くから述斎に仕えた。大学頭を継いだ述斎を助け、林家の塾長、幕府の儒官として儒学の普及に努めた。朱子学を奉ずる林家に籍をおくが、若い頃学んだ陽明学にも関心があり、陽朱陰王といわれた。幼少の頃より、読書を好み、書をよくし、刀槍・射騎など文武にわたり優秀であったという。これは、「錦鶏」(にしきどり。頭は鶏冠に、羽は雉に似て美しい鳥とされる)を詠んだ七言絶句。款記から一斎の晩年82歳の筆跡とわかる。「朱黻(しゅふつ=朱色の綾)、金冠、雲錦紳(雲を縫い取りした錦の帯)。風姿、濯々(つやがあって美しいさま)として凡塵を出づ。君に語る、深く樊籠(鳥かご)の辱めを避けて、文章(かざり、模様)の為に此の身を誤ること莫れ」
(印)朱黻金冠雲錦紳風姿濯々出凡塵語君深避樊籠辱莫為文章誤此身錦雞詩八十二叟一斎坦書(印「藤大道印」)(印「二十九主雲孫」)
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Seven-Syllable Quatrain by Sato Issai
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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