荻生徂徠筆七言絶句

- 人物
-
作者荻生徂徠
- 年代
-
制作年 AD18
- タイトル
- オギュウソライヒツシチゴンゼック
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
荻生徂徠〈おぎゅうそらい・1666-1728〉は江戸時代中期の儒者。名は双松、字は茂卿。徂徠は号、通称惣右衛門。徂徠は元禄9年〈1696〉に幕府側用人・柳沢吉保〈やなぎさわよしやす・1658-1714〉に仕え、講学のほか政治上の諮問に答えた。が、柳沢失脚後に官を辞し、学問に専念。伊藤仁斎〈いとうじんさい・1627-1705〉の古義学(こぎがく)を批判し、道徳にとどまらず経世済民を目指す古文辞学(こぶんじがく)を大成。家塾蘐園(けんえん)を開いて著述と門弟の教育に努めた。晩年に、8代将軍徳川吉宗〈とくがわよしむね・1684-1751〉の諮問に応じ、『政談』を献じた。薫風が緑樹をわたる様子を、流れるような草書体で書いている。おもむろに第一筆を入れ、しだいに筆を滑らせていく。時に大きく躍動する字は、楊柳が風になびいている様を想像させ、その緩急の呼吸が、徂徠の新緑への快い心情をあらわす。まことに爽やかな作品である。「東風忽ち動き、城東に泳ぐ。楊柳青々として、積翠の中。黄馬于飛、春色穏やかなり。高楼に独坐し、清空を望む。/春興茂卿」
(印「洗心山水精」)東風忽動泳城東楊柳青々積翠中黄馬于飛春色穏高楼獨望清空春興茂卿(印「徂徠」)(印「茂卿」)
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Seven-Syllable Stanza by Ogyu Sorai
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。