Object
大塩平八郎筆「咸」一大字
大塩平八郎

- 人物
-
作者大塩平八郎
- 年代
-
制作年 AD19
- タイトル
- オオシオヘイハチロウヒツカンイチダイジ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
大塩平八郎〈おおしおへいはちろう・1793-1837〉は、江戸時代後期の儒者。名は後素、平八郎は通称。家職の大坂町奉行所与力をつとめ、吟味役として役人・豪商の腐敗を糺明して名声を上げた。文政13年〈1830〉に辞して以後は、もっぱら学問に専念した。かれは林述斎〈はやしじゅっさい・1768-1841〉に朱子学を学び、のち陽明学に転じた。著述のかたわら私塾「洗心洞(せんしんどう)」を開いて子弟教育にも力を注いだ。天保7年〈1836〉の大飢饉の際、窮民救済に立ち上がり、蜂起を企図した。が、失敗に終わり、かれは自殺した。45歳であった。これは、「咸」一字を大書する。「咸」は「みな・ことごとく」の意。剛毛であふれんばかりの力をみなぎらせた筆致は、かれの性格の一端を垣間見る思いがする。当時の儒者に通行の唐様のスタイルである。署名も含めてじつに達筆であったことを証明する作品である。
咸洗心洞後素書
共有
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Huge Character of Kan by Oshio Heihachiro
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。