Object
北向雲竹筆和漢朗詠集抄
北向雲竹
- 人物
-
作者北向雲竹
- 年代
-
制作年 AD17
- タイトル
- キタムキウンチクヒツワカンロウエイシュウショウ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
北向雲竹〈きたむきうんちく・1632-1703〉は、江戸時代前期の書家。高野山西方院の道朝(どうちょう)に使筆法(筆の使い方)を授けられ、楷・行・草体いずれも得意としたという。ことに賀茂社の神主・藤木敦直〈ふじきあつなお・1582-1649〉に大師流の書法を学んだこともあって、大師流の作品が多い。また、画事にも堪能で、好んで墨竹を描いた。他方、和歌・俳諧をも能くし、松尾芭蕉〈まつおばしょう・1644-1694〉の筆道の師として知られる。これは『和漢朗詠集』(上下2巻)から詩・歌5首ずつを交互に書写する。漢詩は行草体を交えた温和な書、和歌は穏やかな上代様で、巻末に「元禄辛巳(元禄14年=1701)黄鐘(11月の異称)日」とあり、雲竹69歳の筆跡と知る。とくに仮名の書体を見ると、芭蕉の師匠であったことを証明するかの筆致を示している。
若使韶光知我意今霄旅宿在詩家またもこむ時ぞと思どたのまれぬ我身にしあれば
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- WakanRoeishu by Kitamuki Unchiku
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1巻
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