山岡鉄舟筆二行書

- 人物
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作者山岡鉄舟
- 年代
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制作年 AD19
- タイトル
- ヤマオカテッシュウヒツニギョウショ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
山岡鉄舟〈やまおかてっしゅう・1836-88〉は、幕末・明治の政治家で、剣客としても知られる。通称鉄太郎。諱は高歩(たかゆき)。旗本小野高福(おのたかよし)の五男。飛騨高山に少年時代を過ごした。父母と死別の後、嘉永5年〈1852〉に江戸に出て、槍術家山岡静山〈やまおかせいざん・1829-1856〉の妹の婿となり、静山亡きあと同家を嗣いだ。明治維新では西郷隆盛〈さいごうたかもり・1827-77〉と勝海舟〈かつかいしゅう・1823-99〉の会談を演出、江戸城無血開城に貢献したことは史上周知のところ。維新後は明治天皇の侍従、宮内少輔、元老院議官を歴任した。明治21年7月病死、53歳であった。この七言二句は、その語意から、維新前後の緊張した世情の中、天下泰平を願う鉄舟の願いを込めて揮毫したものであろうか。堂々とした筆致で一気にしたためている。正確な草書の字形は、習練に裏打ちされたもの。腕前の確かさを証明する作品である。濃墨で駆った重厚な筆線はこれの書の特徴である。かれは、各地遊歴の中、請われるままに筆を執ったという。書き慣れた達筆の作品である。「太平の世界豊登の外、小有洞天閑適の中/鉄舟居士」
太平世界豊登外小有洞天閑適中鉄舟居士(印「山岡商歩」)(印「号鉄舟」)
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Seven-Syllable Two-Line Poem by Yamaoka Tesshu
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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