本多忠勝筆「政」一字

- 人物
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作者本多忠勝(平八郎)
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- ホンダタダカツヒツセイイチジ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
本多忠勝〈ほんだただかつ・1548-1610〉は、戦国時代から江戸初期にかけての武将。通称は平八郎。中務大輔となる。岡崎城主松平広忠〈まつだいらひろただ・1526-1549〉の家臣本多忠高〈ほんだただたか・?-1549〉の子。幼児より徳川家康に仕え、姉川の戦(元亀元年〈1570〉)・長篠の戦(天正3年〈1575)・小牧・長久手の戦(天正12年〈1584〉)などで戦功をあげ、家康の重臣として活躍した。その後幕府の草創期においては、酒井忠次〈さかいただつぐ・1527-1596〉・榊原康政〈さかきばらやすまさ・1548-1606〉・井伊直政〈いいなおまさ・1561-1602〉と並んで徳川四天王の一人として、徳川政権確立に尽力した。慶長15年〈1610〉桑名で没した。63歳。この「政」一字には、「平八」の署名のみが記される。父・忠高、子息・忠政ともに平八郎を称したため、いずれとも決しがたいが、「古参之衆……」の書状(中書[中務の唐名]の署名)と合装されて古くから伝来しており、忠勝の自筆と断定される。白雲母で草花文様を摺り出した唐紙(日本製)の料紙に「政」一字を大書する。みずからの思いを「政」一字に込めての揮毫であろう。一点一画を慎重に運ぶ筆致から、比較的若いころの執筆と思われる。伝存稀有の貴重な遺墨である。
政平八
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Single Character by Honda Tadakatsu
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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