Object

近衛家煕筆「万々歳」三大字

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 AD18
タイトル
コノエイエヒロヒツバンバンザイサンダイジ
コレクション
所管
斯道文庫 キャンパス 三田
資料番号
AW-CEN-001254-0000
ライセンス
CC BY 画像ライセンス
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

URL
基本分類
美術
AIタグ
ブラック 白黒 フォント スタイル モノクロ

近衛家熙〈このえいえひろ・1667-1736〉は江戸時代中期の公卿。関白基熙〈もとひろ1648-1722〉と後水尾天皇の皇女常子(つねこ)内親王との間に生まれた。関白・摂政を歴任し、44歳のとき太政大臣に至る。59歳で剃髪、法名を真覚(しんかく)とし、予楽院(よらくいん)と号した。藤原氏の嫡流で五摂家の筆頭である近衛家は、近衛流(三藐院流)の祖であり、「寛永三筆」の一人に数えられる近衛信尹〈のぶただ・1565-1614〉をはじめ、信尋〈のぶひろ・1599-1649〉、尚嗣〈ひさつぐ・1622-1653〉、基煕と代々能書を輩出した。とりわけ家煕は、父基煕の影響を受けて平安朝の名筆に惹かれ、上代の和様の書を収集・臨写することに情熱を傾けた。御家流(青蓮院流・尊円流とも)や唐様がもてはやされる中にあって、近衛家の蔵した名筆を手本に上代様を学んで、復古和様を完成させた。その書は予楽院流と呼ばれる。「万々歳」とは『大応録』(南浦紹明〈なんぽじょうみん・1235-1308〉の語録)下巻の「向いて炉中に爇き、恭為して今上皇帝の聖躬の万歳、万歳、万々歳を祝延す」に拠っている。君主の長寿、長き繁栄を祷ることをいう。この一幅は、おそらく高貴の需めに応じて揮毫したものと思われる。

(印「懐墨坐亭」)萬々歳(印「藤家煕印」)

ライセンスなど

資料番号
AW-CEN-001254-0000
ライセンス
CC BY
クレジット表記

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

画像
ライセンス

所管・分類など

所管
斯道文庫
キャンパス 三田
URL
基本分類
美術

グループのオブジェクト

OPEN DATADESIGN

Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。

オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
Three Large Characters “Ban-Ban-Zai” by Konoe Iehiro

物理的特性

重量と数量
員数 1幅

識別情報

タイトル(英題)
Three Large Characters “Ban-Ban-Zai” by Konoe Iehiro

物理的特性

重量と数量
員数 1幅