尾形宗謙筆和歌巻断簡

- 人物
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作者尾形宗謙
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- オガタソウケンヒツワカカンダンカン
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
尾形宗謙〈おがたそうけん・1621-87〉は、江戸時代前期の町衆。画家の光琳〈こうりん・1658-1716〉と陶工の乾山〈けんざん・1663-1743〉は、宗謙の2男と3男にあたる。祖父道柏(どうはく。その妻は本阿弥光悦〈ほんあみこうえつ・1558-1637〉の姉法秀〔ほうしゅう〕)の代から、雁金屋(かりがねや)と号する呉服商を京都に営み、江戸大奥や東福門院(後水尾天皇の中宮)の御用を務めて繁盛し、宗謙の代に家運は絶頂期にあった。彼は、裕福な商人であったばかりでなく、洗練された趣味の持ち主でもあり、書画に通じた。とくに書は、光悦流の能書として知られる。父宗柏もまた光悦流の名手であり、尾形家と本阿弥家との親交の様子をうかがうことができる。これは、上下を金泥で引き染めした絹本に、『新拾遺和歌集』(巻第六・冬歌)に所収される一首を書写する。もとは、勅撰集から抄写した調度用の和歌巻であったと推定される。光悦流を学んだ、宗謙の師である小島宗真〈こじまそうしん・1580-1655?〉に見まがう書風である。「題しらず/如願法師/しがらきのとやまのもみぢゝりはてゝさびしき峯に降しぐれかな」
題しらず如願法師しがらきのとやまのもみぢゝりはてゝさびしき峰に降しぐれかな
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Fragment from Waka Scroll by Ogata Soken
物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
- 材質・技法・形状
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材質 金泥霞引き
- 付属品
- 外黒塗箱 内桐箱
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