Object
大田垣蓮月筆和歌
大田垣蓮月

- 人物
-
作者大田垣蓮月
- 年代
-
制作年 AD19
- タイトル
- オオタガキレンゲツヒツワカ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
大田垣蓮月〈おおたがきれんげつ・1791-1875〉は京都の女流歌人。名は誠(のぶ)。生後すぐに、知恩院(ちおんいん)に仕えた大田垣光古(てるひさ)の養女となる。かの女は二度嫁いだが、ともに夫と死別、さらには四子も夭逝したため、神光院月心(じんこういんげっしん)の門に入って尼となり、法名を蓮月と号した。その後は、京都各地を転々とし、陶芸を始めて生計を立てた。その陶器は、蓮月自詠の歌を書きつけて焼いたもので、蓮月焼(れんげつやき)とよばれて賞美された。蓮月は和歌にも秀で、上田秋成〈うえだあきなり・1734-1809〉・香川景樹〈かがわかげき・1768-1843〉に学び、また小沢蘆庵〈おざわろあん・1723-1801〉の風を慕った。この歌は、蓮月の歌集『海人の刈藻(あまのかるも)』に所収の詠歌。大きな紙面の中央部に三行に散らし書きする。優しい穏やかな筆線が美しい。晩年81歳の筆跡ながら、蓮月の面目躍如の遺墨といえる。
むれかめのひとつ/\の万世をとりあつめつゝきみぞかぞへん蓮月八十一才
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Waka by Otagaki Rengetsu
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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