木下長嘯子筆短冊

- 人物
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作者木下長嘯子
- 年代
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制作年 AD17
- タイトル
- キノシタチョウショウシヒツタンザク
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
木下長嘯子〈きのしたちょうしょうし・1569-1649〉は、桃山~江戸時代初期の武将。歌人・茶人としても高名である。名は勝俊(かつとし)。父家定〈1543-1608〉は秀吉正妻・北政所〈きたのまんどころ・?-1624〉の兄。幼少のころより豊臣秀吉〈とよとみひでよし・1536-98〉に仕えて、小田原征伐・朝鮮出兵などに従った。文禄3年〈1594〉若狭国小浜(おばま)城主、右近衛権少将に任ぜられた。慶長3年〈1598〉秀吉の没後、所領を没収され、京都東山の霊山(りょうざん)に隠棲、剃髪して長嘯子と号す。別に、松洞(しょうとう)、天哉(てんさい)、夢翁(むおう)、東山(とうざん)とも称した。長嘯子は、茶道を千利休〈せんのりきゅう・1522-91〉に、歌道は細川幽斎〈ほそかわゆうさい・1534-1610〉に学び、当時の文化人らと広く交わった。その書は三条流に属し、この短冊のように、明るさにあふれた筆致である。これは、浅葱色の地紙に金の切箔・砂子を散らし、金泥で草花の下絵を描いた装飾料紙を用いている。彦根藩に仕えた兵法家岡本半助〈おかもとはんすけ・1575-1657〉へ宛てたもの。
岡本半助殿:風ふかぬ御代をしらせてさく花のちらで久しき色とこそみれ東
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Kinoshita Choshoshi
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
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