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石城日記(全7巻)

Keio Object Hub
人物
年代
制作年 江戸時代末期(文久元年(1861)—文久2年(1862))
タイトル
せきじょうにっき
寸法
各23.8×16.6
材質・技法・形状
紙本墨画淡彩
所管
文学部 古文書室

武蔵国忍藩(現在の埼玉県行田市)の尾崎石城が、文久元年(1861)から翌年4月にかけて記した絵入りの日記。絵を得意とする石城によって、食事・酒宴の光景、読書の様子、祭りの賑わいなどが豊かな色彩でユーモラスに描かれており、当時の武士の日常生活をうかがい知ることができる。日記の著者である尾崎石城(準之助)は十人扶持(扶持とは月ごとに支給される手当)のいわゆる「下級武士」であった。しかしその収入だけで生活は立ちゆかず、石城は得意の絵の才能を活かし、屛風・掛け軸・行灯などの絵の注文を受けて作品を制作する「副業」をおこなって生活の足しにしていた。このようにして得た収入で、毎日のように多くの友人と飲食をし、料亭へも繰り出した。日記が記された文久年間はまさに幕末動乱の時代。日記にはところどころに世情の記載もあり、石城がただ日々を楽しんでいただけではなく、「武士」としての矜持を持って生活していたことも感じられる。(重田麻紀)

オブジェクトの概要

年代
制作年 江戸時代末期(文久元年(1861)—文久2年(1862))
材質・技法・形状
各23.8×16.6 紙本墨画淡彩
AIタグ
手書き 美術 作る 平行

ライセンスなど

所管・分類など

所管
文学部 古文書室
URL
基本分類
一般

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OPEN DATADESIGN

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オブジェクトの詳細

識別情報

タイトル(英題)
The Diary of OZAKI Sekijo (7 Volumes)

物理的特性

重量と数量
員数 7冊

識別情報

タイトル(英題)
The Diary of OZAKI Sekijo (7 Volumes)

物理的特性

重量と数量
員数 7冊