足利義政筆短冊

- 人物
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作者足利義政
- 年代
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制作年 AD15
- タイトル
- アシカガヨシマサヒツタンザク
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
足利義政〈あしかがよしまさ・1436-90〉は、室町幕府第8代将軍。6代将軍義教〈よしのり・1394-1441〉の子。初名を三春(みつはる)、文安3年〈1446〉後花園天皇〈ごはなぞのてんのう・1419-70〉より名を義成(よししげ)と賜り、享徳2年〈1453〉には義政と改める。嘉吉の乱で父を失い、兄の7代将軍義勝〈よしかつ・1434-43〉が夭折したため、わずか8歳で家督を継いだ。将軍在職中、実弟義視〈よしみ・1439-91〉と実子義尚〈よしひさ・1465-89〉の後継争いが一因となって、応仁の乱がおこる。すでに政治に飽いていた義政は、乱中の文明5年〈1473〉に将軍職を義尚に譲り、京都東山に山荘を営み隠棲、東山殿と呼ばれた。将軍としては無責任であったが、芸能風流を解し、連歌、能楽、茶の湯の発展など、様々な方向に潮流を生んだ東山文化の担い手としての功績には、特筆すべきものがある。その書は、当代一流の文化人にふさわしく、気品あふれる穏やかな筆致である。和歌・蹴鞠を飛鳥井雅親〈あすかいまさちか・1417-90〉に学んでおり、この短冊においても飛鳥井流の影響が顕著にうかがえる。室町時代通行の大ぶりの雲紙を用いている。
春雲:いづかたにわかれゆくとも見えぬかな かすみこめたるみねのよこ雲 義政
オブジェクトの概要
ライセンスなど
所管・分類など
グループのオブジェクト
OPEN DATADESIGN
Keio Object Hub では、データのオープン化を進めるだけではなく、オープン・データを活用してどのような体験がデザインできるか、さまざまな試みを行っています。
オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Tanzaku by Ashikaga Yoshimasa
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 極(大倉汲水・神田道僖・了意丁卯)
来歴
Keio Object Hubでは、試験的な取り組みとして、AI(機械学習)を用いてキーワードを付与し、検索やフィルタリングに使用しています(AIサジェスト)。
初期ローンチ時は、Google Cloud の Vision APIを利用して、各オブジェクトの画像を解析し、自動的にキーワードを付与しています。