Object

Segment of Kanfugenkyo

Keio Object Hub
Date
制作年 AD12
Title
ソウショクカンフゲンキョウダンカン
Collections
Depository
Institute of Oriental Classics (Shido Bunko) Campus Mita
Ref. number
AW-CEN-001520-0000
License
CC BY Images license
Creditline

慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Classification
Art
AI Tagging
Handwriting Font Monochrome Art Number

わが国の写経史において、平安時代の中期から後期にかけて、華麗な装飾経が流行した。王朝貴族が、写経成仏(法師品)・女人成仏(提婆品)を説く『法華経』の功徳を信じ、さらには、末法思想や浄土思想の敷衍につれて、人々は末法の危機と恐怖から、現世の極楽を願い、後世の成仏を願った。その結果、人々は、『法華経』の利益を信じ、こぞって『法華経』の書写に励み、写経供養が流行することとなった。一人が一巻を担当するのを一巻経、一品ごとを分担するのを一品経と呼んだ。各巻ごとに、これを結縁した宮廷貴族のひたむきな心情を反映して、紙や写経の文字、さらに軸・紐・題簽などに装飾を施し、美の限りを尽くした装飾経が誕生したのである。「久能寺経」(永治2年〈1142〉成立)や「平家納経」(長寛2年〈1164〉成立)が代表的な遺品として有名である。これは、『観普賢経』の断簡。料紙の表裏一面に、銀の小切箔を微塵に撒いた、荘重典雅な装飾技巧を発揮している。当時の宮廷や摂関家の上流貴族の美意識を反映する。もとは、「法華経一部十巻」(『法華経』8巻に『無量義経』『観普賢経』各1巻)のうちの1巻(一巻経)、あるいは、「法華経一品経」(三〇巻=『法華経』二十八品[巻]に『無量義経』『観普賢経』各1巻)のうちの1巻(一品経)、いずれかであった。当時は、当人自筆の写経が最大の善根と信じられ、この断簡が、写経を専門とした経師の書風とは異なる、一風変わった個性を示すところから、おそらく、結縁の公卿の自筆経であろう。写経に寄せる切なる祈りを垣間見る思い。法華経信仰が流行した平安時代後期・12世紀後半の装飾経である。

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AW-CEN-001520-0000
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CC BY
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)

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Depository
Institute of Oriental Classics (Shido Bunko)
Campus Mita
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Art

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Identifiers

Title (EN)
Segment of Kanfugenkyo

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1葉

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Title (EN)
Segment of Kanfugenkyo

Physical description

Weights and quantities
Quantity 1葉