Portrait of Zhongkui

- Person
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作者能勢紹軒
- Date
-
制作年 AD16
- Title
- ショウキズ
- Materials, techniques and shape
- Light color on paper
- Collections
- Century Akao Collection
- Depository
- Keio Museum Commons Campus Mita
- Ref. number
- AW-CEN-007005-0000
- License
- CC BY Images license
- Creditline
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慶應義塾(センチュリー赤尾コレクション)
- URL
- Classification
- Art
- AI Tagging
- Creative arts Art Painting Artifact Costume design
中国・唐の第6代皇帝玄宗がマラリアの高熱にうなされた時の夢の話。自分に取り憑く悪鬼を、どこからともなく現れた大鬼が難なく退治する。その正体を尋ねると「終南山出身の鍾馗という者。武徳年間(唐・高祖の時代)に受験した科挙の試験に落第、絶望して宮中で自殺した。が、その時に高宗皇帝が手厚く葬っていただたのその恩に報い、天下国家の災いを除く誓いを立てた」という。その夢から覚めた玄宗は、不思議に病気が治っていることに気づく。自らの命を救ってくれた鍾馗を今後は神として祀らんとして、著名な画家呉道玄に鍾馗の絵姿を描かせた。以来、鍾馗の絵姿には邪鬼を払う効験があるという信仰が生まれ、わが国には、南北朝時代に禅宗文化の渡来の中に将来され、室町時代以降、鍾馗の画像を描いて礼拝する習慣が生まれた。とくに江戸時代に入ると広く流行、端午の節句(男児のたくましい成長を祈る)の飾りとして、また、人形に作り、魔除けのシンボルとして具象化し、強気ものの象徴として定着する。その姿は、長い髭を蓄え、官人の衣装を着て、右手には剣を持ち、大きな眼でにらみつける怖い表情に作られる。本図は、水墨画の鍾馗図、その古雅な趣から比較的古い遺例で、室町時代に遡るのではあるまいか。左上方に捺される印章は「能勢氏紹軒」と読める。能勢氏は、平安時代の源頼光に遡る武人の家系。のちに美濃の土岐(岐阜県)に下って土着、土岐氏を称して屈強な戦国大名の家として活躍した。その一系には、武芸のほかに文芸・芸術(茶の湯・絵画)などに非凡の才能を発揮した人物も輩出している。となると、この「能勢紹軒」なる人物は、現存の画人伝に見い出せないが、隠れた武人画家として彩管を揮っていたものではなかったか。課題の多い作品である。
Overview
Rights
Depository and ID
Components
OPEN DATADESIGN
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Details
Identifiers
- Title (EN)
- Portrait of Zhongkui
Physical description
- Weights and quantities
-
Quantity 1幅
- Attachments
- 巻止、外箱×2、極札(小松茂美氏)
Provenance
As a prototype feature, the Keio Object Hub uses AI (machine learning) to generate keywords for searches and filtering.
For the first launch, Google Cloud's Vision API will be used to analyze the images of each object and automatically generate keywords.