Object
寒山図
以天宗清

- 人物
-
賛者以天宗清
- 年代
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制作年 AD16
- タイトル
- カンザンズ
- 材質・技法・形状
- 紙本墨画
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- ミュージアム・コモンズ キャンパス 三田
寒山と拾得は、唐代末のころ(9世紀末)の禅僧・詩人として知られるが、実在したかは不明。拾得は、天台山国清寺の豊干(ぶかん)禅師に拾われて寺に住みつき、そこにしばしば現れる寒山と親しく交遊したという。が、この2人には奇行が多く、しだいに神秘化されて、さまざまな説話が加わり、寒山は文殊菩薩、拾得は普賢菩薩の化身とまでいわれるようになる。こうした説話の流布にともない、禅宗絵画の画題として好まれるようになり、通常、寒山は経巻を持ったり詩を題す姿、拾得は箒を持ったり墨を磨る姿で描かれる。が、両者が逆になる場合もあった。本図は、蓬髪で地を掃く拾得と、空を指して微笑む寒山の飄逸な姿を、水墨画独特の筆のタッチで描く。濃墨と淡墨を駆使、見事に調和させている。ともに上部に賛を加える。賛者は、大徳寺83世の以天宗清〈いてんそうせい・1472-1554〉。北条氏綱〈ほうじょううじつな・1487-1541〉の要請により、相模国小田原の金湯山早雲寺(きんとうざんそううんじ)の開基(大永元年〈1521〉創建)となっている。独特の筆法と用筆を示している。
前大徳宗清書之(印「宗清」)風流拝敗露愈覚閭立近前致趣逸長咲不休縮徳垢面蓬頭
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OPEN DATADESIGN
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物理的特性
- 重量と数量
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員数 1幅
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