Object
内裏切(古今集巻第一)
伝藤原清輔

- 人物
-
作者伝藤原清輔
- 年代
-
制作年 AD12
- タイトル
- ダイリギレ
- コレクション
- センチュリー赤尾コレクション
- 所管
- 斯道文庫 キャンパス 三田
内裏切は、藤原清輔〈ふじわらのきよすけ・1104-77〉筆と伝えられる『古今和歌集』の写本の断簡。清輔は生涯のうちに少なくとも4回は『古今和歌集』を書写したとされており、それら一連のものを清輔本古今集とよんでいる。内裏切はその系統の一つで、今日手の違う13種の切が確認されている(小松茂美『古筆学大成』第3巻)。が、大半は鎌倉時代の書写で、実際には清輔本の転写か転々写本である。この系統本の特徴は、素紙に書写され、紙面の上下の欄外に、勘物(かんもつ)と呼ばれる作者の伝などの細かな考証の書き入れがあること。その校異より、これは前田育徳会蔵「清輔本古今和歌集」(2冊・重要文化財)からの正当の形態を伝えるものと推定される。名称は、もとこの完本が内裏(御所)に伝来したことにちなむものであろうか。「内裏切」は、その伝本過程を探る上で、極めて重要な資料である。これは、『古今和歌集』巻第一・春歌上の断簡。
(勘物省略)そでひちてむすびし水のこほれるをはるたつけふのかぜやとくらんだいしらずよみ人しらずはるかすみたてるやいづこみよしのゝよしのゝやまにゆきはふりつゝ二条のきさきのはるのはじ(めの御歌)
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オブジェクトの詳細
識別情報
- タイトル(英題)
- Dairi-gire (Kokin Wakashu Vol.1)
物理的特性
- 重量と数量
-
員数 1幅
- 付属品
- 書付4枚、桐箱、紙覆 桐箱裏に琴山(了音)極貼
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